うさぎとポメ

昨日のお客さんは時々ポメラニアンを連れて来られる。むっちゃ可愛いポメで、お客さんの腕か枕元で大人しくしてる。うさぎの威嚇を遊んでくれてると勘違いしているようで、うさぎがポメの隙をみて何度も寸止攻撃をしていたけどポメはビビることなく喜んでいたのでうさぎも諦めてトンネルで寝ていた。

仕事内容はというと、ここ最近忙しかったせいか歳のせいか指が痛くて、その方は昔、佐山サトルさんの元で格闘技をされていて今も毎日筋トレは欠かさないムキのムキ。以前まではそれでもどこか凝りや張りがあるか、筋肉と筋肉の間が癒着してないかと柔らかくして出てくるかもとか思いつつ私も格闘耐性でやっていたのが昨日はそんなパワーがなく、もう自然体で身体の赴くまま、多くは肘で、キンキンのところは無理に揉まず圧をかけて擦る、、、という私が楽なようにマッサージをした。それを今日はいつもよりむっちゃいいと喜んでいただいて、そうだ!そうだった!と私も基本の心を思い出した。

20年以上前に太極拳を始めて、その時から仕事の身体の使い方や仕事中の精神的なものバランスがとても良くて、自分の気持ちはお客さんに反映されるって気が付いた。こちらが緊張しているとお客さんもなんかリラックスできない。なので私はまあまあ相手が誰であろうとけっこう素の自分でいるようにしている。でも今回は気持ち的には素の自分であったけれど、肉体的には体に負担をかけていたんだ!と気が付かせて頂いた。キンキンの筋肉を柔らかくしようなんて思わなくてもいい。キンのキンでいいんだ!(良くないけど)ありのままのキンキンを受け入れよう!の精神でやってるとお客さんの気持ちに反映されて気持ちから筋肉も次第に変わってくると信じよう♪♪♪

太極拳もサボりまくってるからな、、、太極拳やろう!

後悔と新たな決意

後悔!決意!ってそんな大げさな事では全然ないけれど、いつもだいたい初めてのお客さんには初めにだいたいどんな感じか聞いて、マッサージしながら毎日の生活や気になる事なんかを聞くようにしている。

昨日は3時間でお取りしておられていた飲食業のお客様で、特には首、手の痺れ、背中、、、ということで2時間ならその辺からスタートしていたと思うけれど3時間あるし、飲食で足も疲れているやろうと足から始めてしまった。しまったと言っても良かった部分とそうでない部分はあるけれど、まあ仕方ない、、、次に繋げるには良かったけれどこの1回だけの施術で、、、となるとちょっと後悔かなっていう。

勿論足も張っていて、30日以上休んでないということで手首の筋も張り放題でそこに結構時間を使ってしまった、、ということ。それはそれで良かった部分もあるけど、、。

痺れもあるというので首はけっこうきていると思ったのでちょっと後回しにゆっくりしよう、、背中肩甲骨はきっと包丁などで凝っているんだろう、、、とか思っていた。一応聞いてみたらトングをむっちゃよく使うということで、微妙な力で神経もつかうのかな?と思いつつ、飲食業では腰痛の方が多いのに対し下を向いているので首の方が辛いと。どんな姿勢か厨房の高さかな?とか想像しつつ首に達したら、、、想像以上で、骨がおかしいのはわかるけど、どうなってるのかわからない。私にできることはその周りの筋や筋肉をほぐすことなんだが、けっこう痛みも伴っているようなのでだいぶ神経に影響が出ているんだろう。優しく時間をかけて1本づつほぐし流していった。そして背中。私は包丁や厨房の動きで凝っているんだろうと思っていて、それもあるけれど、それと並行して首からの神経で肩甲骨を通る神経付近の痛みからくる守りの層、、、と勝手に私は認識している、ただの動かしてることによる凝りではなく、神経を守る為に発達したんだろうと思われる筋膜の層!やっかいなやつ!という最後の最後に回したところがそのやっかいなやつで、、、、「しまった!」と思った、、、時間配分?とにかく自分の中のある程度までいくには時間が全然足りない、、孫の送迎に行かねばならない、、先ず背中を触っておくんだった、、、という後悔。

それから私は骨の想像力がなく、焼鳥屋をしていた頃の仕込では骨が取られた状態のにくを扱っていた。手羽先、もも肉くらいだ。首の骨でスープとか作っておくんだった!という後悔。

私は決断した。同級生の鶏屋さんに頼んでお金を払ってでも鶏肉解体の仕事をさせてもらうか、もしくは鶏の首を買って毎日スープにして飲むか、、、とにかく多くの骨を触りたい。治せなくても想像力はつく。決めたそうしよう!

「骨」「筋」「神経」「筋肉」という分野

マッサージや整体等、大きく分野を分けるとしたら、骨、筋、神経、筋肉筋膜、、、になるのかなぁ?

病院でも眼科や内科や精神科等色んな科があるのといっしょでマッサージや整体にもそれぞれに重点をおく分野があって、その時々の症状によって合うところを選択する事が大切だ、という話を今日時々来られるお客さんとした。その方はあちこち色々の施術を受けておられて、その経験からこの場合はここへ行く、、、というように自分で自分の身体をちゃんと見つめられている方だ。

マッサージ、整体、ストレッチ、どこでも「肩凝り」や「腰痛」等に対するアプローチをしているけど、肩凝りや腰痛の原因って人それぞれいっぱいあるし、本人さんが「これは骨かなあ?」とか「筋かなあ」とか「疲労物質が溜まったかなあ」とかわかればその得意分野のところに行けるけれど、わからなければ、とりあえず行ったところで当たれば「合う」当たらないと「合わない」で、「マッサージは合う合わへんやしな!」などと行き当たりばったりのようなものになってる場合が多いかもな、、、と感じた。

細かく言えば、技術、感性、人間性、等の合う合わないは絶対にあるけれど、根本的な「骨」なのか、「筋」なのか、「神経」なのか、「筋肉筋膜」なのかなどという大まかな分野で自分の症状とかけ離れた施術が得意分野のお店に行ってしまって「合わなかった」となってしまうのは非常にもったいないなと思った。

そのあちこち行ってきたお客さんの経験上では、スポーツや動きでおかしいと思ったらバキバキ整体。神経系の痛みには優しい整体。筋の痛みはストレッチ。筋肉疲労はマッサージ。という風に使い分けておられるそう。非常に正しい選択だと感心した。

私もできるだけ「この場合はもしかしてうちではなく、ホニャララの分野かもしれないですね、、、」と提案できるように心がけようと思った。全員に合うような施術は無理だから。ま、とりあえず筋肉筋膜にアプローチするリラクゼーションということで!

フェンシング

今日は久しぶりに忘れないようにブログに書いておきたくなった仕事だった。仕事だったというかフェンシングの試合をちゃんと見たこともなかったので興味深い話を聞くことができた。フェンシングに多く使う筋肉は他のスポーツと違いほぼ背中と腕という、剣を持つ為の持久力と早く動く為の瞬発力等、下半身の力を送り込んで腕から外に放出するという他のスポーツと違い、力の放出とかではなさそうな、俊敏かつ俊敏さを保つ筋肉にとても興味を覚えた。剣の長さや重さも選手様々らしく、それぞれの筋肉疲労があるんだろうな、、、と。

何をしたかと言えば、背中、肩、首、上腕等(今思ったら下腕も結構きてたのかもしれないけど1時間なので触ってなかった)を先ずは30分くらいオイルマッサージしながら硬くなっているのか、溜まっているのか、引っ付いているのか、確認しつつ、、ほぐしつつ、、流しつつ、、ちょっと硬そうなところは指圧しつつ、、でオイル+カッピングのコースだったのでカッピングでスライドさせながら筋膜の間のいらない物質等流したりむっちゃ溜まってそうなところはちょっとカッピングを置いて圧を与えながら流して終わった。

筋肉って面白い。適度に使って休めて負担をかけず生きていけたら何もおこらないけれど、様々な理由でどこかにストレスがかかって疲労してしまう。それが内臓なのか精神なのか、骨なのか筋なのか、筋肉なのか。負担は生き方の反映でもであると。